高いお金をかけて外壁塗装のリフォームを依頼したとしても、悪徳業者に引っ掛かってしまった場合は様々なところで手抜き工事をされることがあります。
ここでは素人でもできる手抜き工事を見分けられる方法についてご紹介します。
目次
工事工程を省略されている場合
手抜き工事に多いのが予定していた作業工程を省略されることです。
具体的には足場や養生が不十分であるため作業が雑になる、見積もりでは塗装は3回とされているのに実際は2回しか塗ってくれていない、乾燥時間が予定よりも短いなどが挙げられます。
また一般的に必要とされている工程が元々見積もりに入っていないケースもあり、外壁に付着した錆びや汚れなどを除去するケルン工程が省略されることが多い傾向があります。
その他にも粗品代金の節約のため工事前後の挨拶まわりを省略することや、工期を延長させないために雨が降っていても作業を続行することなどがあります。
塗装工事は雨が降ってきた場合や湿度が85%以上ある場合は塗装を中止しなければならない決まりがあるため、雨でも塗装を行っている場合は手抜き工事を疑った方が良いでしょう。
使用する材料を変更されている場合
見積りに記載してある材料を勝手に変更されていることもあり、塗料の変更が多くあります。
予定していた塗料よりも安価なものを使用することで抑えられた原価分を利益に上乗せしたり、通常よりも薄く希釈することで塗料を節約したりするケースが見られます。
上記のような手抜き工事をされることで外壁の仕上がりが悪くなりますし、寿命も短くなるためすぐに補修工事や塗り替えなどが必要になり更なる費用がかかります。
しかし手抜き工事は工程表をチェックしていないと気がつくことは難しく、材料の変更は素人ではほとんどわかりません。
そのため業者選びをするときはスタッフの対応や保証内容などから確かな技術が備わった業者であるかどうかを見極めることが大切です。